名言「まだ見ぬ世代へ残すものを考えるのが今を生きる者の務めだ」
肺がんを宣言し、
療養中の筑紫哲也さんの声の出演であった。
久しぶりに聞く筑紫さんの元気そうな声に懐かしさを感じたが、
病気治療中で元気と言うのも変だと、
本人も笑うほどの元気さであった。
参議院選挙前で、
現在の世相に何か言いたくて、
我慢できなくなっての筑紫さんの多事争論である。
ほかならぬ篤実な人筑紫さんの言葉には説得力があり、
そして、悲壮感もあり、
効果は十分にあっただろう。
テーマは「まだ見ぬ世代へ」だった。
ネイテイブ・アメリカンの長い歴史の末に見出された魂の言葉が筑紫さんの伝えたいことだろう。
「まだ見ぬ世代」とは延々と続く人間世界の自分達より後の世代、これから生まれてくる世代である。その世代へ残すものを考えるのは、現在を生きる者の責任だと言う重要なテーマでもある。
簡単に言うと現在できることを、やれ、と言うことのようだ。
「まだ見ぬ世代へ残すものを考えるのが今を生きる者の務めだ」と言うネイテイブ・アメリカンの言葉は、如何にも業らしい言い方で、筑紫さんには似合わないが、本人も十分認識しているから、大それた事は言わないがの断りもあった。
筑紫さんが言いたいのは、
「投票くらい行きましょうよ」である。
元気な声だった。
魂の叫びにも似た筑紫さんのけである。
「まだ(未だ)見ぬ世代へ」は、
若い人たちへの呼びかけでもある。

