3月末に期限切れの暫定税率を、
議員立法で5月末まで延長する妙手で奇策の、
「つなぎ法案」は、
衆院財務金融、総務両委員会で、
自民、公明両党の賛成多数で可決した。
与党は午後に本会議を開き、
「つなぎ法案」を、
衆院通過させる予定であった。
「つなぎ法案」が付託された衆院の両委員会は、
反対議員の怒号が飛び交う中で審議であった。
財金委では、開催を阻止しようと、
民主党が理事会室から委員会室に向かう通路に、
中堅から若手議員約30人を集結させ、
「10年間の実質増税を許すな」
「道路利権VS国民生活」などと、
書かれたプラカードを掲げて、
法案審議反対の意思を表明した。
久々に民主党議員も存在感を示し、
国民の為に戦っている姿を見せたことになるし、
民主主義の危機を回避する為に、
働いたことにもなるような気がする。
与野党の幹事長と国会対策委員長は国会内で会談し、
与党側は年度内の参院採決を前提に修正協議に応じる意向を示した。
与党が求めた、
「予算関連法案の3月末までの採決担保」について、
野党側は、
「努力する」との妥協案を示したが、
与党側はさらなる譲歩を求めた。
福田首相に法案提出の経緯を報告した伊吹幹事長が、
「この法案は何かを決めるのでなく、議論する時間を取るための法案」説明し、
首相は、
「よく話し合って国民の目線で良い結論が出るようにして下さい」と答えたと言う。
国民の目線である。
国民の目線はガソリン税に対して、
どんな風に考えているのだろうか。
マスコミから感じられるのは、
国民はガソリンの高値を、
是としているような感覚だ。
道路財源の確保には積極的な理解を示しているのが国民で、
物分りのいい国民だと言う感覚だ。
それに対して小沢代表は、
「日本の議会制民主主義を踏みにじる手法を、政府・与党が数の力を頼んで無理押ししている。断固戦うべし、阻止すべしという考えで一致した」と強気だし、
暫定税率廃止でガソリンの値段を抑えるのが国民の声だというのが民主党だ。
与党は衆院通過さえすれば、その後参議院で採決されなくても憲法59条の再可決で度内成立の考えだ。衆院通過が31日にずれ込んだ場合、野党の抵抗によっては年度内の再議決ができなくなる可能性があり、30日中の採決にこだわったのが自民党であった。
それが一転して与党自民党と公明党は、
「つなぎ法案」の取り下を決めた。
河野洋平衆院議長が暫定税率延長を含む歳入法案について、
「年度内に一定の結論を得ることで同意が得られた場合、つなぎ法案を取り下げる」という内容のあっせん案を、自民、民主など与野党幹事長に提示し、各党とも受け入れたためだ。
再度確認すると、「つなぎ法案」は、
参院で野党が採決に応じなくても、
与党が衆院の3分の2の再議決で成立させ、
暫定税率の期限切れを防ぐのが狙いだったが、
野党は「議論する前に結論を出すようなものだ。
国会軽視も甚だしい」と批判し、
全面対決する姿勢を示していた。
与野党が合意したあっせん案は、
(1)総予算及び歳入法案の審査にあたっては、
公聴会や参考人質疑を含む徹底した審議を行ったうえで、
年度内に一定の結論を得るものとする。
(2)国会審議を通し、税法について各党間で、
合意が得られたものは立法府で修正する。
(3)両院議長の下で(1)と(2)について、
与野党間で明確な同意が得られた場合、
「つなぎ法案」は取り下げる。
何がどうしてどうなった、
何故抵抗し、
何故合意したか、
トンでちんぷんかんぷんな感じだ。
どうでも良いけど、
ガソリンをとりあえず何とかしてくれが、
国民の共通の願いだ。

