2007年08月30日

福士決勝進出

女子5000メートルは日本記録(145322)を持つ福士加代子(ワコール)が決勝進出だ。 靴が脱げたのには驚いた。
 いや面白かった。
 話題が自然に湧き出すお騒がせな人である。

 小谷実可子さんは「元気というか、自棄くそというか」のリポートであったが、まさに元気とヤケクソ的な居直りの区別のつかない面白いキャラクターである。

 実力のそなわった居直りは予想以上の力も発揮することもある。
 トップに躍り出ると終始レースを作った。
 テレビには福士の映像が映り続ける。
 あわやの期待も持つほどに福士の走りっぷりは見事であった。


.jpg 7着であった。
 トップから13秒41差のゴールであった。
 決勝進出は予選二組5位までと、
 それ以外のタイム上位者5人の15人だ。

 タイム上位者5人の中に福士は入った。


 トップとの差は歴然としているが、
 それでも日本の存在感を十分示しての決勝進出だ。
 世界のトップクラスとは力の差があっても、
 その存在感ではトップクラスだ。

 日本女子の陸上で世界に通用するのは長距離だけであり、ぎりぎりのところが
5000メートルだろう。


 福士の活躍はその結果以上に女子陸上界に刺激を与えたと思う。男性陣は意識過多での惨敗であった。福士のような、楽しみにながらの、自己流の競技信念があってもいいだろう。国家を背負ってなどの意識はないほうがスポーツは面白い。スポーツ選手の背負う国家意識は無い方がのびのびとプレーが出来るし、結果もついてくる。好不調はつきものでもプレッシャーに負けての敗退では悔いが残る。


 日本勢の期待は女子マラソンだけと少ないが、
 世界のトップアスリートが競う大会は、
 日本勢が活躍しなくても、
 世界のビックネームの活躍や、
 ニュースターの出現など、
 魅力は十分すぎるほどある。


 そんな魅力の一つが福士である。
 トップを走り続けた印象が強すぎて、
 福士がメダルを取ったような錯覚だ。


 予選タイムからしてメダルは期待できないが、
 10周までのトップだけは期待できる。
 
 喩え最下位でもお騒がせ福士の存在感は示せる。

 愛らしいくて憎めない福士さんである。

posted by mayoibsi at 10:57| 東京 ?J| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする