迷言「ぐうたら女は色っぽい」
「干物女」とはぐうたら女のことらしい。
「一遍脱ぎ」
「お尻で冷蔵庫を閉める」
「汚れた食器も洗わない」
「掃除がきらい」
「恋愛よりも寝る方をえらぶ」
あげたら限がない。
要するにぐうたらな女だが、
どの程度が限界かはあやふやだ。
女房とか娘とか身近な女を考えたら、殆どに当てはまるもので、干物女に囲まれて暮らす干物男が実感だが、男の場合も干物男と言うのかどうか定かではない。
女があるから、男もあるのだろうという安易な気持ちでの干物男である。
干物女が活躍するドラマ「ホタルノヒカリ」は、
11日からの放送だから、当然まだ見てないし、
見るかどうかも分からないし、
綾瀬はるかも知らないが、
「干物女」に魅かれている。
男のぐうたらは、いわゆる蛆がわく的な不潔感があるが、
女のぐうたらには色気さえ感じる。
それはもちろんその女性の個々の魅力もあるが、
何気なくお知りで冷蔵庫を閉める、
気高き美女を想像するとやはり色っぽいだろう。
気高き美女の表現に当てはまる女性は少ないと思うが、
それも、
痘痕も笑窪的な恋の焦点の不確かさであるから、
やはり個々個人によって大きな違いがあるだろう。
「貧血の女ほど色っぽい」
と言った旧友がいるが、
彼の言う色気は寝起きが極端に悪く、
目覚めに甘えた声を上げて焦らす女だという。
その言い方はいかにも、お可笑しく、要するに目覚めの悪い女の、
ぐうたらぶりだと思うが、
貧血では仕方もないし、貧血は病気の一種だと考えると、色気などといってもいられないだろうが、それは恋は何とかである。
他にもおかしなことを言う旧友がいたが、それは掴みどころのない女に惚れた面白い男で、傍から見ても明らかに干物女であったが、彼女が一度見せた女らしさは裁縫用の小物入れであった。彼のスーツの取れかけのボタンをつけてくれた事で、干物女の評価が上がり、完全に痘痕も笑窪になった。
見ていても悲惨さと爽やかさが同時感じられる恋物語であったが、自然消滅的消えた不思議な関係であった。
そんな例から考えると、綾瀬はるか演じるホタルは、仕事に関しては意欲的な働きものらしい。ジャージー姿で寝転がり缶ビールを飲むのは、色っぽいと思う男は多いだろう。
それこそ、ぐうたら女の色っぽさである。
干物女の色っぽさである。
貧血の寝起きの悪い女の、
白々しい言い訳を色っぽいと感じるよりははるかに正統派の色っぽさだ。
干物女も色々あるから、綾瀬はるかの干物女が魅力的なのは当然だ。
やはり11日は「ホタルノヒカリ」を記念的な思いで見る覚悟である。

