夥しい数のロウソクがゆれる。
主催者発表で100万人が参加した大集会の模様だ。
さすがキリスト教人口の多い国韓国の集会と、
感心して見ていたが、中高生が中心と知って驚いた。
集会が民主化記念日の集会であり、
その集会への参加が中高生なら感心する。
しかしその中高生が大統領打倒を叫び、
辛らつな言葉を平然と言うのは違和感がある。
韓国で信じられない事が起きている。
大規模なデモが起きている。
ことの始まりはアメリカ産牛肉の輸入問題であり、
日本で同じ問題を抱えているわけだが、
アメリカのごり押しで輸入再開の図式も日本と同じであり、
危険部位の混入も同じであり、
韓国国民も日本国民同様に、
アメリカが信用できないのである。
そのための輸入再開の李明博政権への抗議デモというわけで、
牛肉問題を巡る対米再交渉や李大統領退陣を求めての、
ロウソク集会は1ヶ月以上続いていた。
1ヶ月以上続くろうそく集会はデモになり、
10日の記念日には全国各地で行われ、
最多の15万人以上が参加する大規模なデモにになった。
6月10日は韓国にとっては記念すべき日であった。
1987年民主化宣言の国民集会があった日である。
李大統領は
「集会で負傷者などが出ないよう」とデモを静観の構えだった。
大統領府への侵入を防ごうと、
高さ8メートル近いコンテナのバリケードが築かれた、
厳重な警備体制でのデモでもあるが、
ローソクを持っての整然としたデモの雰囲気もあった。
それでも、女子中学生が大統領に退陣を求めるとか、
女子高校生が大統領を公然と非難するとかは、
日本的常識では考えらえれない、
中学高校生が大統領への「辞めろ」コールである。

